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上越市在住の80代2人 毒キノコで食中毒

2016年11月29日 18:58更新

上越市在住の80代の2人が誤って毒キノコを食べ、食中毒の症状を訴えていることがわかった。2人は自宅の敷地に生えていたキノコを食用のナラタケと思って採取し、今月上旬、味噌汁に入れて食べたところ、2人とも手足にしびれなどの症状が出た。うち一人は25日から入院している。

ドクササコ画像[1]
(写真提供:上越保健所 ドクササコ)

上越保健所によると、患者に図鑑を見せて確認したところ、ドクササコであるとの申し出があった。また症状が同キノコによる中毒の症状と一致したことから、ドクササコによる食中毒と断定した。なお、入院中の患者は快方に向かっているということ。

※ドクササコはカヤタケ、ナラタケ、ホテイシメジ、アカハツ、チチタケと間違えて採取し、食中毒になることが多い。

今年、キノコによる食中毒は県内で7件発生している(患者は20人)。県は10月19日から「警報」を出して注意を呼び掛けていたが、今月15日に解除されていた。保健所では毒キノコによる食中毒を防ぐために以下のことを注意するよう呼びかけている。

・種類の判定ができないキノコは「採らない」「食べない」「人にあげない」
・確実に鑑定できる専門知識のある人に鑑定してもらうこと。保健所でも相談を受け付けている

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