2024年12月03日 16:59更新
新潟県は、県内の主な養鶏場に対し、鳥インフルエンザの発生を予防するため緊急消毒命令を先月11月29日(金)に発令しました。全国的に鳥インフルエンザが継続的に発生しているためで、県内で緊急消毒命令が発令されるのは令和4年以来になります。
写真提供:新潟県
緊急消毒が行われるのは、100羽以上を飼育する上越市内の4か所を含む県内97か所の養鶏場などです。発生リスクが高い渡り鳥シーズンが終わる来年3月31日まで、感染力を押さえる消石灰を、鶏舎の周囲に継続的に散布するよう求めています。
写真提供:新潟県
県内では、10月に上越市内で今シーズン初めての鳥インフルエンザが確認されたほか、11月には胎内市で2例目が確認され、合わせて35万羽余りのニワトリが処分されています。
また国内でも渡り鳥の感染が相次いで確認されていることから、県では強い危機感から罰則がある緊急消毒命令に踏み切りました。
県では、鳥インフルエンザは人へ感染する可能性は極めて低いとしていますが、野鳥の近くに行くことや死んだ野鳥を見つけた時は素手で触らず、市や警察などに連絡してほしいと呼びかけています。
写真提供:新潟県
なお、およそ120羽のマゼランペンギンを飼育している上越市立水族博物館「うみがたり」では、今年10月、上越市内での鳥インフルエンザの発生を受けて一時展示を見合わせていましたが、先月末に展示を再開しています。
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