2024年11月22日 16:11更新
妙高市の来年度から5年間のまちづくりの道しるべとなる第4次妙高市総合計画の計画案が、このほどまとまりました。案では、人口減少が続くなか多様な人々とのつながりを持ち次世代を担う子ども、若者の育成に力を入れる計画です。
第4次妙高市総合計画は令和7年度から令和11年度までの5年間のまちづくりの指針を示すものです。地元の企業や、大学、市民団体の関係者など15人でつくる審議会が去年の7月から10回にわたり計画の基本理念や施策について話しあいまとめました。
計画案では、人口減少によって生じる課題の解決に取り組みます。目指す将来像は「みんなでつくる“自分の好きを選べるまち”妙高」です。「住みたい」、「子育てしたい」「働きたい」など自分に合った選択ができるまちづくりを進めることで、若者の定着や移住、定住などにつなげます。
妙高市総合計画審議会 吉田 昌幸会長
「妙高で生まれ育っている子どもたちに妙高はいいと思ってもらう対策。妙高で子育てしたいと思ってもらえるようなパッケージ」
そのために次世代を担う子ども、若者が多様な世代と交流し、地域全体で成長、交流、つながりの場づくりに取り組むことで、地域への安心感や信頼感、愛着を育んでいきたいとしています。
妙高市総合計画審議会 吉田 昌幸会長
「夏に芸大の方が来ていた。妙高はスポーツの合宿地でもある。子どもたちが本物のアートやスポーツの技術に触れる機会はここでしか得られない」
また観光客など、短期間に滞在する「交流人口」を増やして地域経済を活性化させるとともに、妙高市に関心を寄せ、継続的なつながりをもつ「関係人口」の輪を広げ、地域の課題解決につなげていく方針です。
20日(水)は上越教育大学大学院の教授で審議会の吉田昌幸会長が妙高市役所を訪れ計画案を城戸市長に答申しました。
城戸市長
「これからこれを基に 議会の議決などあるが進めさせていただきたい」
総合計画案は、来月の市議会で審議されることになっています。
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