2024年11月18日 16:30更新
建物が密集している場所で火災が相次いだ上越市本町で17日(日)に消防訓練が行われ、上越地域消防局と上越市消防団、町内会が参加して連携や避難の手順を確認しました。
訓練は建物が密集している本町5丁目の一般住宅から出火し住人が取り残され火が両隣の建物に燃え移る危険がある想定で行われました。
上越地域消防局や上越南消防署、上越市消防団の50人あまりと消防車両11台が参加し、出火元の目の前にある儀明川から水をくみ上げて放水しました。
さらに延焼を防ぐため地面に置いたホースから高さ10メートル幅40メートルにわたって水の幕を作りました。
また延焼した住宅の中から逃げ遅れた住人を人形に見立てて救出しました。訓練には本町3・4・5丁目の町内会40人ほども参加し近くの大町小学校へ避難しました。
参加者
「本町で大きな火災があったので火災が起きたらどうしようという思いがある。避難訓練は無駄ではない。町内の実情に即した形で参加する機会を作っていきたい」
参加者
「本町3・4・5丁目町内で知らない人との横のつながりをもてた。火災の時に役に立つ。横のつながりを大切にしてお互い気を付けていくことが大事」
上越市本町では今年、建物が密集している場所で火災が相次ぎました。2月に本町6丁目で6棟、3月に本町1丁目で9棟、そして先月本町2丁目で6棟が燃えて1人が亡くなっています。
また上越南消防署管内では今年の火災件数は12件で、去年と比べて2件増えています。燃えた建物の数は37棟で去年より14棟増えています。
上越南消防署 保坂達也 署長
「住宅密集地は建物の構造自体が燃えやすい特徴がある。いかに被害を抑えるか念頭に考えて活動したい」
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