2024年10月14日 07:00更新
高齢化が進み、除雪作業の担い手不足が課題となるなか、遠隔で操作ができる家庭用除雪機の開発が上越市で進められています。10日(木)に開発途中の除雪機が公開されました。
これが開発途中の遠隔で操作できる家庭用除雪機です。上越5℮協議会と上越技術研究会テクノオアシスが、地域の課題解決に向けて去年の10月から開発を進めています。
上越5e協議会 事務局長 半田和之さん
「家庭用除雪機に関する事故の減少、除雪の担い手不足を補うこと、地域の課題解決ということでものづくりの活性化に寄与できれば」
試作機はNTT東日本の支援で購入した家庭用除雪機を改造し、コントローラーで操作ができるよう制御盤を取り付けました。
このほか、コントローラーから動作を伝えるシリンダーや制御盤の動力となるバッテリーなどを組み込みました。
この日は上越市大和のJM-DAWNで関係者に経過報告が行われたあと、釜蓋遺跡公園に移動し、開発途中で有線接続によって遠隔コントロールが可能になった除雪機が公開されました。
除雪機は遠隔操作で、前進、後退、左右への旋回や、雪をかくシューターを上下に動かすことができます。
上越技術研究会テクノオアシス 会長 荻原潔さん
「これから実際に電波で動かしてみて、センサーが雪の中で作動するかどうか実験しながら課題を見つけて解決していく。完成を10とすると、今は1か2ぐらいの段階。最終的には実用化が目標」
今後は家庭での実用化を目指し、複数台のカメラを搭載しローカル5GやWi-Fiを利用して遠隔操作ができるよう改良を進めていくということです。
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