2024年09月16日 04:00更新
弱みを強みに!
増え続ける空き家や耕作放棄地を活用して田舎暮らしの体験を受け入れる取り組みが、今月から上越市浦川原区熊沢地域で始まりました。
この取り組みは介護支援などをしている「農福連携推進センター」と地元のNPO法人「大杉の里」が協力し、今月から始めました。少子高齢化で空き家や耕作放棄地が増える中、田舎暮らしの体験に活用して浦川原区を訪れる人を増やそうと、2年前から準備を進めてきました。
農福連携推進センター 統括 藤田さん
「人口が少ないこと、高齢化が一番の原因。外からの力を借りて集落を守っていく必要がある」
空き家は浦川原区熊沢地域にある築57年の木造2階建てです。去年11月まで地元の人が住んでいました。活用に向けてエアコンは買い換え、水回りは改修しました。
空き家では関東にある公立中学校の生徒5人が田舎暮らしを体験するため、今月5日から7日までの3日間過ごしました。
生徒は区内の農家を訪れ、稲刈りやカボチャの収穫に挑戦しました。
農福連携推進センター 統括 藤田さん
「一番喜んでくれたのはカボチャの収穫。取ったものを煮しめにして提供。喜んでくれた」
センターやNPOでは、現在、耕作放棄地を整備してイネや野菜を育てていて、今後は収穫体験に活用する考えです。整備した田んぼや畑は点在していて、合わせて1.5ヘクタールあります。熊沢地域は32世帯、130人が住み、半数以上が65歳以上です。今後も空き家や耕作放棄地は増える見込みです。
農福連携推進センター 統括 藤田さん
「今後は田舎体験、移住体験、地域の交流の場を兼ねていければと思う」
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