2024年09月02日 17:53更新
2日(月)午前9時30分頃、直江津港内で足漕ぎカヤックが転覆し、乗っていた男性1人が投げ出されました。その後、男性は救助され、けがなどはありませんでした。
事故現場の状況
(足漕ぎカヤックとともに釣り具等も漂流)
上越海上保安署によりますと、足漕ぎカヤックが転覆したのはINPEX直江津LNG基地の桟橋近くです。
転覆した足漕ぎカヤック
午前5時30分頃、東京都板橋区在住の50代男性が釣りをするために足漕ぎカヤックに乗り込み、直江津港内の黒井浜から出発しました。午前6時頃から釣りを始めましたが、午前7時30分頃にINPEX直江津LNG基地の桟橋付近に流されました。
午前8時頃、INPEX職員に桟橋付近から離れるように言われましたが、風が強く、波も高くなっていたことから身動きができず、天候の回復を待っていました。その後、カヤックに波が打ち込み浸水。午前9時30分頃、西方向からの波を受けて転覆し、男性は海中に投げ出されました。
救助される男性
男性はINPEX職員が桟橋から降ろしたはしごにつかまり、桟橋上に救助されました。男性は救命胴衣を着用していて、けがなどはありませんでした。
事故当時の天候はくもり、西の風およそ14m/s、波はおよそ2メートルでした。上越海上保安署によりますと、今回の事故は台風10号が熱帯低気圧に変化した後、大気の状態が不安定な状況で、気象情報を確認しないまま、カヤックで海上へ釣りに出たことが原因だということです。
海上では天候の急変も発生するため、天気予報等の情報を確認し、天候の悪化が予想される場合には、海上に釣りへ出る等の行動は控えてほしいと、呼びかけています。
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