2024年08月26日 14:33更新
上越市で今年初めてのコメの品質検査が26日(月)行われ、早生品種の「つきあかり」すべてが1等米でした。JAえちご上越の関係者は「例年と比べて特に品質がよい」と今後の結果に期待を寄せています。
検査されたのは、上越市の生産者が出荷した早生品種の「つきあかり」の玄米およそ18トンです。検査員3人がコメを抜き取り、プレートに乗せて、コメが割れていたり未熟な粒はないか目で確認しました。
検査の結果、26日はすべて1等米でした。JAえちご上越によりますと、一部に未熟な粒や割れている粒が見られたものの、多くは粒にはりや厚みがあり平年よりも品質がよいということです。
JAえちご上越 経営管理委員会 羽深真一会長
「全量1等米で一安心。昨年非常に厳しい状況だったので心配していたが、非常にいいスタートを切れた。主力のコシヒカリをはじめ、9割以上1等米になるよう祈りたい」
JAえちご上越では去年、猛暑や水不足の影響で上越産米の1等米の比率が大きく下がったことから、今年度、水の管理や肥料の散布など農家への情報発信を強化してきました。
JAえちご上越 羽深真一会長
「春先雨が少なくて心配したが、その後降雨もあり、県の統計によるとほぼ平年の気温だったことや、JAや関係機関の皆さまから栽培指導をしていただいた中で、生産者もその声を聞き、栽培努力をしていただいた結果。(つきあかりは)つぶが大きくて食べ応えがあり、コシヒカリに負けない食味。コメ不足という話も出ているが、1日も早く消費者の皆さんにえちご上越米を届けられるよう努力したい」
検査が終わったコメはさっそく関東方面へ出荷され、スーパーなどで今週30日から販売されます。
なお、コシヒカリの検査は来月中旬から始まります。
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