2024年08月13日 13:49更新
上越市清里区の夏祭り「きよさと坊太郎祭り」が10日(土)に行われ、みこしがにぎやかに集落を練り歩きました。
この祭りは清里区坊ヶ池の龍神伝説に登場する坊ヶ池の守り神で、龍神の子ども「坊太郎」にまつわるお祭りです。今年40回の節目を迎えました。
祭りでは、はじめに坊太郎が坊ヶ池に船に乗って現れました。今年、坊太郎役を務めたのは高田地区に住む会社員の飯吉七瀬さんです。
坊太郎役 飯吉七瀬さん
「命の水。この池の湧き水を汲んで、(祭り)会場まで一緒に運んでください」
このあと、池で最も深い水深33メートルから水を汲み上げ、みこしの樽に納めました。坊ヶ池の水は飲料水や農業用水として清里区にはなくてはならないものです。
このあと、地域の有志がみこしを担ぎ、青柳や東戸野などの各集落を回り、池からおよそ12キロ離れたまつりのメイン会場の清里中学校を目指しました。
坊太郎役 飯吉七瀬さん
「域の人の熱量がすごい。坊太郎祭りを楽しみにしているのが感じられ、自分も頑張ろうと思う。高田から参加しても受け入れてくれる。一緒に作り上げたい」
きよさと坊太郎祭り 池杉伸弥 実行委員長
「若い人たちが協力してくれている。うれしい限り。先代から引き継いでいる祭りなので、絶やさぬよう楽しみながら繋げていきたい」
今年のまつりには過去最も多い15の店が出店したほか、恒例の花火もあがり、地元の人や帰省客などおよそ4000人でにぎわったということです。
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