2024年07月28日 17:39更新

27日（土）「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されました。佐渡島内は悲願の登録に歓喜で沸いたほか、小木直江津航路でつながる上越市でもお祝いイベントが行われ祝福ムードに包まれました。

提供：佐渡テレビジョン

インドのニューデリーで開催された世界遺産などを決め世界遺産委員会で27日（土）、「佐渡島の金山」が全会一致で世界文化遺産に登録されました。県内では初めての世界遺産登録です。これで国内の世界遺産は文化遺産、自然遺産をあわせて26件になりました。

世界遺産登録を受けて、佐渡への玄関口でもある、佐渡汽船直江津港ターミナルでは、上越商工会議所青年部でつくるぷっつんojisanが佐渡を歌った新曲「ゴールデンルート350」を披露するなど、訪れた人たちが一緒になって登録を祝いました。

佐渡市民
「佐渡生活80年。登録うれしい。ぜひ佐渡にも来てほしい」

上越市民
「関西や中京 東海方面 直江津から乗る人多い。期待できるのでは」

このあと、午後2時に佐渡行きの船に乗った乗客を関係者で見送りました。

上越商工会議所青年部　ぷっつんojisan
「長年の夢が叶ってうれしい。ゴールデンルート350を聞きながら佐渡へ旅行に行ったり、上越で佐渡旅行の前後を楽しんでもらえれば」

登録を受け上越市の中川市長は「世界遺産登録決定、誠におめでとうございます。古来より佐渡市と当市は『金の道』で結ばれ、小木直江津航路により活発な交流と友好関係を育んできました。両市の絆が次世代へと末永く続くことを願っています」とコメントしました。

市では佐渡を訪れる人に、上越にも滞在してもらおうと、9月から市内の宿泊施設の利用料が割引になったり、飲食やみやげ店で使えるクーポンを提供する予定です。

上越市　文化観光部 魅力創造課　塚田光信 副課長
「小木直江津航路・市内の宿泊施設を利用した人へのキャンペーンを計画。ぜひ訪れてもらいたい」