2024年06月15日 04:00更新
「トミオカホワイト」で知られる上越市出身の画家、富岡惣一郎の作品展が13日(木)から、上越市三和区の「ギャラリー葵 楽庵」で始まりました。
「ギャラリー葵 楽庵」では富岡惣一郎の作品展を毎年開いています。
富岡惣一郎は旧高田市南本町出身の洋画家で、「トミオカホワイト」と呼ばれる白い油絵の具と、独自の技法で雪景色などを描いた作品で知られています。
会場には花火の油絵や、サクラの版画など、春から夏を題材にした作品を中心におよそ40点が並びます。作品は個人が所有するものを借りたもので、このうち10点ほどが今回初めて展示されました。
ギャラリー葵 楽庵 飯野ケイさん
「(富岡惣一郎)72歳で亡くなったが、たくさんの作品がある。あか抜けていて何年経っても飽きられない作品」
これは、東京都在住の女性から借りた帯に描かれた作品です。このうち白い帯は、昭和40年代ごろ、当時銀座・和光で個展を開いていた富岡惣一郎本人から女性が着ていた着物の帯に、その場で描いてもらったものです。
ギャラリー葵 楽庵 飯野ケイさん
「部屋に飾りたいという作品(が多い)。屏風は富岡惣一郎さんと親しい方から借りた希少なもの。気楽に楽しめる場でありたい」
「繋がる富岡惣一郎の世界・展Ⅷ」は6月26日(水)まで、上越市三和区の「ギャラリー葵 楽庵」で開かれています。また、6月24日(月)午後2時30分からは「南魚沼市トミオカホワイト美術館」の元学芸員による講演会が開かれます。
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