2024年06月05日 14:59更新
商工会の合併が各所で進められています。上越市の三和、中郷、清里牧、板倉の4つの商工会も来年4月の合併を目指していて、5日(火)に合併に向けた基本協定の調印式が行われました。
合併に向けて調整しているのは、三和、中郷、清里牧、板倉の4つの商工会です。5日は来年4月の合併に向けて基本的な合意に達したとして 各商工会の会長が出席し、上越市の中川市長立ち合いのもと協定書に署名しました。合併後の新しい名称は「上越南商工会」です。合併の背景には、会員の減少があります。
5月現在、4つの商工会の会員数は三和は136、中郷は96、清里牧は135、板倉は149です。いずれの商工会も年々会員数が減っていいて、小規模化が進んでいます。県の方針により、会員が100人を満たない商工会は、人件費などの補助が受けられなくなります。合併することで会員数が増え、経営指導員が4人体制になることから会員への経営支援の充実が期待されます。4つの商工会は2年前に合併検討協議会を立ち上げ、これまで7回にわたって合併後の事業の体制などについて話し合いを進めてきました。
清里牧商工会 飯田一郎会長
「2年前に清里と牧は合併。そのときすでに会員に周知していた。来春からは490ほどの会員数になる。スケールメリットを利用し、より会員が商売しやすいような体制を整えていくのが仕事」
板倉商工会 樋口隆史会長
「人口減少で区内の消費が弱くなっている。事業者にとっても経営難が迫る。広域で考えた新たな事業展開ができれば。それによって交流人口も増え、商工業者の発展につながるのでは」
「上越南商工会」の事務所は板倉区内に新たに設置し、支所は設けない方針です。今後は、来年4月の合併を目指し、合併推進協議会や商工会の各部会で新体制について協議を進めることになっています。
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