2024年05月31日 09:56更新
市民から上越市の行政に対する苦情を調査するオンブズパーソンが30日(木)、昨年度の活動を中川市長に報告しました。オンブズパーソンは行政活動が正しく行われているかを監視し、市民から寄せられた行政への苦情に対し、公平公正な立場で調査し、必要に応じて市に改善を求める制度です。
きょうは、オンブズパーソンで元上越市職員の市村輝幸さんが中川市長に昨年度の活動を報告しました。
報告によりますと、昨年度市民からオンブズパーソンに申し立てのあった苦情や相談などは29件でした。このうち調査が行われたのは、高齢者支援の紙おむつ助成事業に関するものや、能登半島地震で生じた水漏れの水道料金減免など5件でした。調査の結果、いずれも行政側に不備はなく、オンブズパーソンが市民に丁寧に説明し解決したということです。
報告を受けた中川市長は「我々はあくまでも市民にサービスを提供しているので市民が幸せでなければいけない。たらいまわしにならないようにしていきたい」と話しました。
そのうえで、市村さんは、現場の職員はただ説明するだけでなくなぜ苦情が生まれたか、その背景に気づくことが重要だと伝えました。
オンブズパーソン事務局 市村 輝幸さん
「申立者の趣旨をきちんと聞き取って食い違いがある部分は解決してあげないと申し立て自体が空回りになってしまうので事務局も気をつけている」
このあと上越市議会の渡邉 隆議長にも同じ内容を報告したということです。苦情の申し立ては上越市役所の中にある上越市オンブズパーソン事務局や各区の総合事務所で受け付けつけています。オンラインでも対応しています。
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