2024年06月15日 20:00更新
2022年に生誕100年を迎えた放浪の画家 山下清(1922-1971)の展覧会「生誕100年 山下清展―百年目の大回想」が、長岡市にある新潟県立近代美術館で6月29日(土)から8月18日(日)まで開催されます。上越妙高タウン情報では、招待券をペア5組10名様にプレゼントします。詳しくは下記をご覧ください。
©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2024
東京 浅草に生まれた山下は12歳で入園した八幡学園でちぎり絵と出合い、これを発展させた「貼絵」という独自の手法でその画才を大きく開花させました。1940年からは日本各地へ放浪の旅に出かけ、旅先で目にした風景を緻密な貼絵で制作。その完成度の高さから大きな注目を集めるようになりました。以降、油彩や水彩画、マジックペンによるペン画、陶磁器の絵付けにも挑戦するなど、創作活動の幅に広がりをみせますが「今年の花火見物はどこに行こうかな」という言葉を最後に、49歳でその生涯を閉じました。
山下清《長岡の花火》1950(昭和25年)、貼絵 ©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2024
本展では代表作『長岡の花火』を展示します。山下が28歳の時に制作した貼絵の代表作です。放浪の旅の途中で長岡花火を見学した山下は、学園に戻ってからその思い出を貼絵で表現しました。夜空に開く放射状の光は色紙のこよりで、また川面に映る光や花火見物の群衆は細かくちぎった紙片で緻密に表現されています。
山下清《ともだち》1938(昭和13)年、貼絵 ©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2024
山下清《ぼけ》1951(昭和26)年、油彩 ©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2024
山下清《パリのエッフェル塔》1961(昭和36)年、水彩画 ©Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2024
そのほか、貼絵を中心に幼少期の鉛筆画、油彩、水彩画、ペン画、陶磁器などの作品およそ190点と関連資料が展示されます。テレビや映画で紹介されてきたイメージとは異なる、芸術家 山下清の姿をご覧いただきます。
会期中は「家族が語る山下清」と題した講演会や親子でアート! ワークショップ・親子ふれあいデーの関連イベントが開催されます。また、声優の梅原裕一郎さんによる音声ガイドがあります。
また、県立近代美術館では同時期にコレクション展「旅する新潟」、「近代美術館の名品」が開催されています。詳しくは県立近代美術館のホームページをご覧ください。
「生誕100年 山下清展―百年目の大回想」
■会期:6月29日(土)~ 8月18日(日)
■時間:9:00~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
■場所:新潟県立近代美術館(長岡市千秋3-278-14)
■休館日:7月1日(月)・8日(月)・16日(火)・22日(月)・29日(月)、8月5日(月)
■観覧料:当日券 一般1300円 / 大学・高校生1000円 / 中学生以下無料
前売り券 一般のみ 1100円 (6月28日(金) まで販売)
■購入方法:県内プレイガイド、前売券(電子チケット)販売専用サイトよりお買い求めください。
※NIC新潟日報販売店でもお取り寄せできます。
■県立近代美術館 HP:https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/
■問い合せ:TEL 0258-28-4111(新潟県立近代美術館)
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