2024年05月07日 14:30更新
5月5日の子どもの日に、海藻に隠れている魚の子ども「幼魚」を探して捕まえるイベントが上越市の有間川漁港で開かれました。
このイベントは幼魚がどのように生き延びているか知ってもらおうと上越市立水族博物館うみがたりが開きました。
参加したのは全国から集まった小学5年生以上の子どもと保護者、合わせて15人です。
講師は岸壁で採れる「幼魚」を集めている静岡県の幼魚水族館館長の鈴木香里武さんです。
鈴木さんによりますと、幼魚はほかの魚に食べられないよう岸壁などの海藻に姿を似せている、または海藻に紛れて隠れています。参加者は岸壁に生えている海藻に網を近づけ探しました。
この日はハオコゼやドロメなど、およそ16種類の幼魚40匹を集めました。このあと鈴木さんがそれぞれの特徴を紹介しました。
鈴木香里武さん
「ハオコゼの背びれの棘には毒がある……」
参加者
「幼魚採集をしたことがなかったからいろいろな幼魚が採れてまたやってみたい」
「自分も一緒になって夢中になった。こんなにたくさんの種類がいるとは思わなかった」
参加者
「危険が潜む海でたくましく生きていると思った」
「こういう体験など展示だけではなく参加できるイベントをしてほしい」
岸壁幼魚採集家 鈴木香里武さん
「小さな体で並大抵なことではない。それらを知ってもらうことで魚に興味を持ってもらえたらうれしい。自然にどんどん出て魚と触れ合いいろんな経験をしてほしい」
採集した幼魚はうみがたり1階の催事ホールの水槽に展示されています。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.