2024年04月24日 08:54更新
近隣国からミサイル攻撃を受け、全国瞬時警報システムJアラートにより避難指示が発令されたことを想定した対応訓練が23日(火)に妙高市立新井中央小学校で行われました。市内の小学校でこうした避難訓練が行われるのはこれが初めてです。
参加したのは新井中央小学校の6年生67人です。訓練の前には、ミサイルなど武力攻撃に対し命を守るべき行動について、妙高市危機管理室の職員から説明がありました。
弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合、Jアラートを通じて屋外スピーカーの防災行政無線から緊急情報が流れるほか、スマートフォンなどに緊急速報メールが届きます。学校にいた場合は、校内や校外の防災行政無線からJアラートの情報が流れるのでまずは、その放送を良く聞きます。そして屋外にいる場合は、コンクリートなどで出来た頑丈な建物へ避難します。屋内にいる場合は、ミサイル着弾による爆風で窓ガラスが割れる恐れがあるため、窓から離れます。可能であれば窓がない部屋に避難します。
このほか、しゃがんで頭を両手で抱えるなど命を守る行動について説明がありました。続いて、実際にJアラートから警報が発令された想定で避難訓練しました。
市内の小中学校の教務室には防災行政無線が設置されていて、緊急時はここからJアラートの情報が校内に流れます。
訓練に参加した児童
「頭を守ることが大事だと思った。訓練を生かして日常で使っていきたい」
「Jアラートを聞いたころはあるけど、びっくりして窓の近くに行ってしまったことがあった。今日学んだことを家族に教えたい」
妙高市では災害以外に武力攻撃にも備えようと市民を対象に、ミサイル攻撃を想定した避難訓練を先日21日に行いました。市内の学校での訓練は今回が初めてでした。
妙高市総務課 危機管理室 岡田隆博さん
「Jアラートを聞く機会を地域の防災訓練などで流せるようにしていきたい。子どもたちに知ってもらうこと、今回の訓練内容を家庭内に持ち帰って共有してほしい」
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