2024年04月09日 17:53更新
上越市が通年観光計画のエリアとしている国指定の史跡 春日山城跡について、国土交通省が復元の可能性を探る調査をした結果、本丸や二の丸などの建物を復元することは難しいことが分かりました。一方で、市では引き続き国と協力して堀や土塁などの復元方法などを検討することにしています。
これは昨年度、国土交通省北陸信越運輸局が行なった調査で明らかになりました。春日山城跡は国指定の史跡であり、昨年度地域の歴史遺産として観光庁の「地域・日本の新たなレガシー形成事業」に選ばれていました。
調査はこの事業に基づくもので本丸、二の丸、曲輪で建物などを復元することは難しいとしています。理由には、春日山城に関する史料がないこと。仮に発掘調査で建物の跡が見つかってもどの時代のものかが分からないことなどがあげられています。
一方で春日山城跡は「レガシー形成事業」に今年度も選ばれました。国では今年度、市などと連携して堀、土塁、曲輪を復元して山城の形が分かりやすくなるよう整備を検討する方針です。
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