2024年03月11日 16:33更新
東日本大震災から3月11日(月)で13年が経ちました。上越市寺町の高田別院で震災を忘れないようにと、地震発生時刻に合わせて「勿忘の鐘」が打ち鳴らされました。
「勿忘の鐘」は、東日本大震災を忘れずに悼み復興と支援の思いを未来につないでいこうと、震災の翌年2012年に岩手県の本称寺で始まり全国に広まりました。高田別院では震災から3年後平成26年から鐘が鳴らされています。
11日(月)は住職をはじめ地域住民など20人ほどが集まり、震災が発生した午後2時46分から順番に鐘を鳴らし被災地に思いを寄せました。
参加者
「1月1日の地震を思ったし福島のことも思った。我が身になるかもしれないということを鐘を突くことによって思い出す」
「一緒に突いた人と過ごすことで思い出す機会をいただいていると感じる」
この後、実行委員長の繁原立さんが1月1日(月)に発生した能登半島地震にもふれ挨拶しました。
実行委員会 繁原立実行委員長
「1月1日の地震でも私たちが忘れていたことを思い出す出来事だった。明日は我が身と刻んでいたがそうなっていないと叩きつけられた気持ち」
養性寺 内山真明 副住職
「能登半島地震で改めて地震が多く忘れてしまうからこそ慌ててしまう。『勿忘の鐘』をつないでいく・紡いでいくことで、いろいろな話をして子どもたちにも伝わっていくことがある」
新潟県と上越市によりますと、東日本大震災で県内に避難している人は2月末現在で1828人、そのうち上越市では10世帯23人です。
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