2024年02月29日 17:54更新
上杉謙信公にちなんだ春の和菓子として半世紀以上親しまれている上越市直江津地区の和菓子「お強の餅」、新年度に向けて「頑張るぞ!」と食べる方も多いのではないでしょうか? この販売日が今年から初夏の5月31日(金)と6月1日(土)に変更することになりました。
「お強の餅」は、上杉謙信公が戦に向けたゲン担ぎとして、初草を入れた餅を兵士に配ったことが始まりとされています。直江津菓子組合に加盟する菓子店では50年以上にわたり、3月31日と4月1日の2日間限定で販売し、春の風物詩として親しまれています。
直江津菓子組合の重原稔さん
「川渡餅の春バージョンとして先輩たちが決めたと聞いている」
一方、組合ではこれまで季節に合わせた和菓子を6月だけは販売していませんでした。このため6月も季節の和菓子を販売して年間を通した話題づくりができないか、3年ほど前から話し合ってきました。
そこで考えたのが「お強の餅」の販売日を5月31日と6月1日に変更することです。春はほかにも「桜もち」などを販売していたため、組合員全員が販売日の変更に賛成しました。
「お強の餅」はこれまで店によって種類や価格が異なっていたため、今年から統一することになりました。餅は、中に粒あんを包んだ草餅と、草餅をこしあんで包んだおはぎタイプの2種類です。価格は1個、税抜き150円で組合に加盟している11店や市内のスーパーで販売されます。
また組合では年間を通した季節の和菓子販売について、中川市長が公約の柱としている「通年観光計画」にも貢献できるのではないかと期待しています。
直江津菓子組合の重原稔さん
「正月は上生菓子や寿ようかんなど、地域の風物詩がある。上越市の通年観光につながるように直江津の和菓子文化を感じてもらいたい」
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