2024年02月14日 18:09更新
熟練の職人が技の日本一を競う「技能グランプリ」が今月23日(金・祝)から福岡県北九州市などで開かれます。このうち、畳製作の部門に上越市の畳店から磯貝清英さんが5年ぶり6回目の出場を決め全国一を目指します。
技能グランプリの畳製作部門に出場するのは、上越市中央5丁目にある磯貝畳店の磯貝清英さん(54)です。技能グランプリは、職人が日本一を競う大会で2年に一度開かれています。部門は建築大工や日本料理など30の職種に分かれています。このうち、畳製作部門には、全国から23人が出場し、決められた大きさの畳を作る工程の早さや正確さなどを競います。
磯貝さんは13日(火)本番を想定し、畳の角が丸まらないよう補強する板を縫い付ける「板入れ」作業に取り組んでいました。採寸、穴あけ、縫い付けなど全て手作業で、いずれも正確性が求められます。
磯貝さんが技能グランプリに出場するのは今回で7回目です。5年前、前回出場した大会では、トップと1点差で惜しくも日本一には届きませんでした。その後、仕事で腰を痛め技能グランプリの出場は見送っていましたが日本一をとりたいという思いは強く、容体が回復したため今回5年ぶりの出場を決めました。
グランプリに向けてこれまでランニングや筋トレなど身体づくりをしてきたほか、大会の課題を意識して各工程の精度を高める練習を重ねてきました。
磯貝畳店 磯貝清英さん
「前回は畳の表面が少し曲がった。曲がらないよう何回も練習した。あと1点で金賞に届いたのが悔しい。やっぱり日本一になりたい」
技能グランプリは、今月23日から福岡県北九州市などで開かれます。
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