2024年01月16日 15:57更新
今月1日の能登半島地震の影響によりいまも断水が続く石川県七尾(ななお)市で、水道管の調査などにあたるため、16日(火)に上越市のガス水道局の職員2人が被災地に向けて出発しました。
派遣されるのは上越市ガス水道局計画調整課の西條直樹副課長と、仙田亘さんです。能登地方では地震の影響により多くの地域で断水が続いています。上越市は、日本水道協会新潟県支部からの要請を受け、石川県七尾市に職員を派遣することになりました。
七尾市ホームページより 作業の様子
七尾市では、水道管に亀裂が入るなどして、いまも市内のほとんどで断水が続いています。復旧のめどは立っていません。
派遣された2人は、現地で給水車から水道管に水を流し、亀裂が入っている場所を確認する調査などにあたるということです。
16日(火)は出発式が開かれ、西條副課長が決意を述べました。
上越市ガス水道局 西條直樹副課長
「水が使えない人たちのために働くことは、ガス水道局の職員として最優先のこと。断水状況の解消に向けて頑張ってきたい」
ガス水道事業管理者 髙橋一之さん
「極めて困難で、経験したことない作業になると思う。災害現場を目の当たりにすることで経験値が上がり、その学びが上越市の財産になる」
中川市長
「(被災者)寒い中で本当に苦労して過ごしている。水やお湯が出ることが生活の中でいかに大切か、上越市に帰ってきたら伝えてほしい」
能登半島地震の被災地に上越市ガス水道局の職員が派遣されるのは今回初めてで、活動期間は、来週21日(日)までです。新潟県内からは、上越市のほか、新潟市、長岡市、柏崎市からあわせて18人の職員が派遣されます。
上越市では、来週以降も職員を交代させながら派遣を続ける予定です。
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