2024年01月04日 18:34更新

糸魚川市の能生漁港では能登半島地震の津波による影響で、漁船5隻が岸壁に乗り上げ、船の底に傷がつくなど被害がありました。

現在、漁業関係者が修復作業を進めています。当時漁船には誰も乗っておらず、人への被害はありませんでした。

上越漁業協同組合　磯谷光一組合長
「50年以上漁師だが岸壁を超えた波は初めてでそのくらいすごかった」

糸魚川市藤崎の浜辺には、石川県から流れてきたとみられる漁船が打ち上げられていました。

糸魚川警察署によりますと船体には石川県の漁船であることを示す英語「ＩＫ(アイケー)」と書かれていて、警察は津波で流されてきた船とみています。船には誰も乗っていませんでした。

このほか、糸魚川市内の浜辺に漁船とみられる2隻が打上げられているのが確認されています。また、上越市の名立、茶屋ヶ原、長浜、虫生岩戸の4か所でも、津波で流れてきたとみられる船が確認されています。

近所の人
「こんなことはない。怖く感じる。津波で流されたと思うと船がなくては生活も困るし大変だと思う。早く波が静かになって持って行ってほしい」