2017年10月16日 17:43更新

応用微生物学の世界的権威で、上越市出身の坂口謹一郎博士の生誕120年を記念し、発酵食品を使った弁当が今週末開催の「越後・謙信ＳＡＫＥまつり」の会場で限定販売される。

パッケージに坂口博士をモチーフにしたキャラクター「サカキンさん」が描かれている。博士の生誕120周年の記念事業のひとつとして、発酵のまち上越をＰＲしようと作られた。

弁当のおかず9品で、すべてに発酵食品が使われている。味噌や麹などの調味料、新米のコシヒカリはすべて上越産で、郷土料理「のっぺ」など、上越を意識したメニューになっている。

発酵食品は腸内の環境を整える善玉菌の栄養となる。食物繊維やオリゴ糖と一緒にバランスよく摂取することで、腸内が整えられ代謝があがる。これによって、ダイエットや免疫力向上の効果があるといわれている。調理は発酵食品を使った料理を提供している高田ターミナルホテルが、販売には上越美魔女委員会が協力している。

粕漬けサーモンのおからロール
茄子トマトチーズ田楽
ヨーグルト出汁巻き玉子
塩麹トマトソースのひじきハンバーグ
五穀米＆香の物
甘酒ローストポーク＆味噌ポテト
新米コシヒカリ＆香の物
塩麹のっぺ
若鶏の塩麹唐揚げ

16日は「越後・謙信ＳＡＫＥまつり」での販売を前に、記念事業実行委員会のメンバーや販売を担当する上越美魔女委員会のメンバーなど７人が試食した。

「深みのある味で驚いた。9品すべてがおいしかった」と上越美魔女委員会のメンバー。「整腸作用のある発酵食品を多く使ったこの弁当を食べてもらえれば、腸活になる。体にも良く、美に繋がることをおしていきたい」とＰＲに意気込んでいる。

また、記念事業実行委員会では「弁当を通じて、上越が発酵の町であるということをＰＲし、坂口博士という偉人にふれられる機会になれば」と話した。

坂口謹一郎博士生誕120年記念事業「サカキンさんのおべんとう」
■日時：10月21日（土）・22日（日）
■会場：越後・謙信ＳＡＫＥまつり内（上越市 本町商店街）「市認証 メイド・イン上越　発酵のまち上越」ブースで販売
■価格：1200円（税込み） ※1日100食限定