2023年12月15日 10:05更新
今年Jリーグで初優勝した「ヴィッセル神戸」所属で、上越市出身の飯野七聖選手が13日(水)、母校の上越市立高士小学校で講演しました。飯野選手は児童に「何事も一生懸命取り組むことで、夢が見つかる」と努力することの大切さを伝えました。
飯野七聖選手は上越市飯田出身の27歳です。高士小学校に通っていたころは、市内のサッカークラブチーム「FC高士」や「上越FC」に所属していました。
その後、アルビレックス新潟の下部組織やJ3を経て、現在はJ1リーグの「ヴィッセル神戸」でミッドフィルダーとして活躍し、チームは今年初めて優勝を果たしました。
講演会は、母校の創立150周年を記念して開かれました。
飯野選手はこれまでのサッカー人生を振り返り、プロまでの道のりは順風満帆ではなかったと話しました。そのなかで、アルビレックス新潟への入団をめざしたものの、2回あったチャンスを生かすことができず悔しい思いをしたということです。
飯野七聖選手
「(アルビレックスの)強化部長から君を獲得することは出来ないと言われた。悔しかった。部屋に帰って大泣きした」
そのうえで飯野さんは、高士地区の偉人で、国産ワインづくりに生涯を捧げた川上善兵衛を例にあげながら、ひとつのことをやり遂げる心の強さを持ってほしいと呼びかけました。
飯野七聖選手
「目の前の物事に対して一度、一生懸命取り組んでほしい。苦しくて辞めたくなる時期が来てもグッとこらえて、もう1回頑張ってほしい」
講演のあとは、飯野さんのサッカー教室が開かれました。
児童
「一緒にサッカーが出来てうれしかった。(将来)サッカー選手になりたい」
「かっこよかった。やり抜く大切さを学んだ」
飯野七聖選手
「思ったより楽しそうでうれしかった。目標を見つける第一歩は楽しい感情からだと思う。夢を追うきっかけになってくれればうれしい」
最後には、飯野さんが自身のサイン入りサッカーボールを全校児童45人全員にプレゼントしました。
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