2023年12月13日 15:49更新
レンズがとらえた3000光年!
夏から初冬にかけての銀河や星雲などを撮影した天体写真展が、13日(水)から上越市福祉交流プラザで始まりました。
写真展は「上越天体写真友の会」が開きました。メンバーの多くは、上越市清里区の星のふるさと館で行われている天体写真教室の受講者です。
今回は2回目で、会場にはメンバー10人が撮影したオリオン大星雲やアンドロメダ銀河など30点の写真が飾られています。
超新星爆発の残骸「Sh2-240」
これは、上越市御殿山町に住む白石秀一さんが撮影した超新星爆発の残骸「Sh2-240」です。
白石さんによりますと、見かけの大きさは月6個分ありますが、地球から3000光年、距離にすると地球2万周分以上離れています。色が淡いため、撮影するのが難しいということです。
撮影した白石秀一さん
「探しても、どこに天体が写っているのか分からないほど淡く、最初は戸惑った。去年から挑戦し、3回目でようやく写真に。この残骸が新しい星を作る材料になる。(天体写真)形と色に惹かれる」
この作品は43枚の写真を重ねて鮮やかな色に仕上げました。
白石さんの自宅観測所
しかし白石さんは、写真はまだ完成していないとして、自宅にあるコンテナの観測所から撮影を続けています。
この土星の写真は、会の代表、細谷一さんが撮影しました。2019年から2年ごとに撮影していて、地球の位置によって輪の見え方が異なっています。
上越天体写真友の会 細谷一 代表
「宇宙は変化しないように見えるが、いろいろな世界があって変化している。『宇宙の神秘』という言葉もあるが、見に来て我々が知らない世界をのぞいてほしい」
天体写真展は来週19日(火)まで上越市福祉交流プラザで開かれています。時間は午前8時30分から午後8時までで、入場は無料です。
なお会場では16日(土)と17日(日)に、会員が望遠鏡やカメラを持ち込んで撮影方法を解説するということです。
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