2023年12月05日 15:25更新
上越地域を訪れた外国人観光客に地域の魅力ある食や観光を体験してもらおうと、インバウンド向けのツアーを考えるワークショップが4日(月)に上越市で開かれました。
ワークショップは、スキーなどで上越地域を訪れた外国人観光客に地域資源の魅力を発信するため異なる業種での連携を強化してもらおうと、上越地域振興局が開きました。この日は、観光関連の事業者のほか農家やフォトグラファーなどあわせて30人ほどが参加し、インバウンド向けの体験プログラムを考えました。
講師を務めたのは、北信越地域資源研究所の野添幸太取締役です。北信越地域資源研究所では、外国人観光客向けにサイクリングに寿司作り体験を組み合わせたツアーを企画しています。野添さんは、外国人に魅力を伝えるためには、観光資源にプラスアルファして地域の特性を生かしたものを組み合わせて発信していくことがポイントだと話しました。
このあと参加者は4つのチームに分かれて、外国人観光客に喜ばれそうな食や観光など地域を発信するキーワードを出し合いました。参加者からは「日本一長い雁木を入れると上越なんだなと感じる」との意見も出ました。
続いて、出し合ったキーワードを「雁木と写真」「上杉謙信公とワイン」など組み合わせてオリジナルの体験プログラムを考えました。
あるチームでは「雪と酒 城主体験ツアー」と題して、城下町から高田の街の中を地元の人をガイドにしてお殿様気分で歩いてもらったり、グルメスポットを紹介しながら最終的には三重櫓に泊まるなどのアイデアを発表していました。
参加者
苺の花ことば 髙橋和樹 代表
「『上越あまりいいものがない』と地元の人は言うがいいものを実は持っていることを発見できた」
妙高ツーリズムマネジメント 蔡 紋如さん
「異業種の交流大事。交流を通じて新たなコンテンツが生まれる」
上越地域振興局 金内勇樹 主事
「新しい交流 人脈を作ることができた。外国人などと交流もできた。それを使って化学反応が生まれればいい。ますますインバウンドが盛り上がっていくと思う。(行政と民間)一緒にやっていければ」
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