2023年11月29日 18:31更新
地場産の食材を生かした給食を競う大会「全国学校給食甲子園」に、妙高市立新井中央小学校の栄養教諭、岡田小野江さんが初めて出場します。岡田さんはどんな給食で挑むのでしょうか?
上の写真は岡田さんが考えた給食メニューです。
主食は、アスパラ菜を使ったまぜごはん
おかずは、地元の特産調味料かんずりのジュレソースがついたメギスの米粉あげと、アスパラ菜のごまこうじあえ
そして、8種類の具材をみそ汁に入れ、酒粕で風味付けした妙高ごっつぉ汁です。
食材のほとんどは上越地域で作られたものです。岡田さんがメニューを考えるうえで工夫したのが、捨てられるはずの食材の活用です。きっかけは市内で生産されているアスパラ菜の茎や葉の一部が、袋詰めの段階で切り落とされているのを知ったことです。
新井中央小学校 栄養教諭 岡田 小野江さん
「米ファーム斐太の皆さんが心を込めて育てたアスパラ菜を全部食べたい、提供したいと思い、SDGsの献立を考案。茎の部分と外葉の部分は筋が気になるところがあった。細かく刻んでごま油で炒めて塩で味をつけ、アスパラ菜めしにした」
給食甲子園には、全国の小中学校などから1000を超える応募があり、岡田さんはレシピによる書類審査を4回通過して全国大会への出場を勝ち取りました。岡田さんが応募したのは今回で5回目で、初めての大舞台に挑みます。
本番では新井中央小学校の調理員の主任 坂詰香さんと一緒に出場し、給食を通じていかに郷土の食文化を感じられるか、制限時間の60分以内に調理から片付けまで終えられるかなどを競います。
新井中央小学校 栄養教諭 岡田 小野江さん
「子どもたちが応援してくれている。応援に応えられるように頑張りたい」
新井中央小学校 調理員 坂詰 香 主任
「お互いの作業の進みが分かるよう声をかけ息を合わせて作業していきたい」
全国学校給食甲子園は、12月9日(土)、10日(日)に東京都豊島区で行われます。
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