2023年11月17日 17:55更新

長年にわたって上越市内の事業所に勤めた533人に、上越商工会議所が17日（金）に感謝状を贈りました。

感謝状が贈られたのは、上越市内にある144の事業所に勤める533人です。勤続10年から5年ごとの節目にあわせて表彰され、最も長い55年勤続は3人です。

17日（金）の贈呈式には23人が出席し、上越商工会議所の髙橋信雄会頭から感謝状を受け取りました。

このうち勤続55年で表彰されたのは、鉄鋼や建築資材などを取り扱う「新金谷」で営業職を務める高橋和雄さん（73）です。

高橋和雄さん
「14～15年前に退職を考えたが、仕事のやり方を変えて楽しみながら仕事をしている。これが長く続けられる秘訣。ここまで来たら生涯現役を目指していきたい」

おなじく、勤続50年で「東菱物産」で経理を担当する池田民恵さん（76）が表彰されました。

池田民恵さん
「がむしゃらに働いてきたので50年経ったとは思えない。年は取ったが、探求心だけは負けない。下の世代を育てないといけないので、これから一生懸命教育してからリタイアしたい。いつまでできるか分からないが頑張りたい」

髙橋信雄会頭は「企業経営を支える、もっとも重要な資源は『人』。これまでに培った経験を、ひとりでも多くの後輩に引き継いでもらうようお願いします」と激励しました。