2023年10月17日 09:42更新
IT技術を活用して地域づくりに取り組む通称「オラジャ」、NPO法人上越地域活性化機構の設立20周年記念式典が13日(金)に開かれました。
オラジャ、上越地域活性化機構は上越地域の企業や教育機関、自治体などにIT技術を提供し、活力のある地域づくりを目指そうと2003年に設立されました。これまでに、地理情報システムGISを活用して除雪車の現在地が分かるシステムや、災害時に支援を必要とする住民に対し、速やかに避難情報などを提供するシステムを構築しました。
また、路線バスの位置が分かるバスロケーション事業や上越妙高駅に観光案内などを表示するデジタルサイネージの設置運営を手掛けてきました。
式典には、会員をはじめ上越市や妙高市の関係者など、80人ほどが出席しました。はじめに、德道茂理事長がこの20年を学びと成長が詰まった濃密な時間だったと振り返り、関係者に感謝しました。
オラジャでは、人口減少が進むなか、上越地域にはデジタルの力がさらに必要になるとみてIT技術者の育成などに力を入れることにしています。
德道茂理事長は「皆さんのデジタル化に伴走し、サポートをする。ITの力で小さな子供からお年寄りまで誰も取り残さない環境や支援をしていきたい」と抱負を語っていました。
この日は、全国でITを活用した働き方改革や事業支援を行っている喜多羅滋夫さんが講演し、地域におけるデジタル技術の推進をテーマに話しました。この講演会の模様は来月3日と23日にJCVで放送する予定です。
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