2023年10月10日 16:43更新
かんずりや笹だんごパンなど、上越地域の特産品を県外の人にアピールしようと、関根学園高校の生徒が東京で物産店を開きました。大都会で売ったふるさとの味は大好評ですべて売り切れ、生徒たちにとっても大きな経験となったようです。
物産店は「おかえりby雪國商店」と題して、関根学園高校と東京都千代田区にある神田外語学院が協力して開きました。販売したのは、生徒みずから選んだものばかり。かんずりや出陣餅、かたふね純米酒など、上越地域の特産品22品目です。
店は、神田外語学院の校舎の一角に開きました。商店街とつながっていることもあり、午後5時過ぎには多くのサラリーマンが店をのぞくなどして大いに賑わいました。
生徒は事前にリサーチした商品の特徴などを店頭でPRしました。その効果もあり売れ行きは好調で、なかでも人気だった笹だんごパンは30個が15分で完売しました。
お客さん
「高校生に『甘いの好きですか?新潟しか売ってないですよ』と言われ、そのたどたどしい説明に惹かれて購入した。パンダもかわいい」
店の名前である「おかえり」には、地方から都会に出た人に、ふるさとを懐かしんでほしいという思いが込められています。
お客さん
「関根学園の卒業生で、このために埼玉県から来た。後輩たちが頑張っていてうれしいし、アットホームな感じでいい」
「仕事でいつも通る。きょうはおいしい酒が飲みたいと思い、酒どころ新潟の酒を購入。帰ってふるさとの地方を思い出しながら飲みたい」
6日(金)は2時間で17万円以上を売り上げ、目標を大きく超えました。店を運営した6日間での売り上げはおよそ48万円と、全ての商品が目標売上を達成しています。
売上の一部は、高校生や大学生を対象にした奨学金団体に寄付するということです。
生徒
「いざやってみると難しくて、足を止めてもらえず素通りされてしまうことも多かった。その中でもパンフレットを見て戻ってきたり、上越出身で来てくれた人がいてうれしかった」
生徒
「地元の商品が思っていた以上に(都会でも)有名でうれしかった。もっと地元を誇れると思った」
生徒たちは、来月5日に販売した商品の生産者などを招いて、今回学んだことを発表するということです。
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