2023年08月26日 16:29更新
道幅が狭い場所の走行やブレードの操作など、除雪車の作業技術を競う大会「ニイガタ除雪の達人選手権」が、26日(土)に上越市安塚区のキューピットバレイスキー場で行われました。
この大会は、担い手不足が課題となっている除雪オペレータの仕事に興味を持ってもらおうと、県が3年前から開いています。上越市では初めての開催です。
ことしは、国道・県道の上越エリアを担当しているオペレータや市内の建設業者などから、7チーム14人が参加しました。
大会では、道幅が狭い場所を切り返して走行する「クランクの達人」や、バックで障害物にどれだけ近く止められるかを競う「寸止め車庫入れ」など5種目で、除雪車の操作技術の正確性とスピードを競いました。
そのうち「雪だるま帽子落とし」は、大・中・小3つの雪だるまにのせられたコップを、除雪車のブレードを使って落とします。雪だるまに当てずにコップだけを落とす、細やかな操作が必要です。
参加者
「緊張してなかなかうまくできなかった。冬と夏では重機の扱いも全く違ったが、いい経験になった」
「今後も、地域に支障がでないように細やかな除雪を心掛けていきたい」
参加者の1人、牧建設の諏訪貴彦さんは、担当している区間が雪押場がなく、雪を500メートル以上運ばないといけないため、交通に支障が出ないよう素早い除雪を心がけているといいます。
除雪歴19年目 諏訪貴彦さん
「山間部は雪をただ寄せるだけではなく、車が来たときにいかに早く通せるかがポイント。スピードが命。今日は(技術)生かせた。今後はさらに技術力向上を図りながら、一緒に乗る若手をいかに育てるかを大切にしていきたい。後継者づくりが今後の目標」
競技の結果、優勝したのは、新潟県建設業協会安塚支部の池田悟さん、斉藤恭平さんのチーム「日立ZW同好会」でした。
「ニイガタ除雪の達人選手権」は、来年も開催されます。
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