2023年08月04日 16:56更新
上越市和田地区で大規模なほ場整備が始まり、4日(金)に工事の安全祈願祭が執り行われました。
整備が行われるのは、和田地区の北側にある農地84ヘクタールです。この地域では、これまで農道の幅が狭かったり、田んぼの排水が悪いなど維持や管理に苦労していました。今回のほ場整備は、農業の担い手が不足するなか就農者の育成につなげるねらいがあります。
安全祈願祭には町内会長をはじめ、工事関係者などおよそ60人が参列しました。工事では田んぼ1区画を1ヘクタールにして大型の機械が使えるようにします。
また、用水路を整備するとともに農道の幅を6メートルに広げます。
和田土地改良区によりますと、2つの農業生産法人と10人の認定農業者がほ場整備によって経営の効率化や生産コストの削減といったメリットを受けるということです。また、ドローンなどを使ったいわゆるスマート農業の可能性も広がるということで、改良区では、所得向上が期待できると話していました。
和田北部地区ほ場整備事業推進協議会 麦谷誠一会長
「新しい農業経営をはじめ、スマート農業・園芸の拡大などで農家所得の増大を願っている。一日でも早く素晴らしいほ場ができ前へ進めていきたい」
ほ場整備は6年後の令和11年に完成の予定です。
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