2023年07月16日 11:01更新
佐渡市は日産自動車株式会社と協力し、電気自動車のカーシェアリングの導入実証事業を7月12日に開始しました。
実証事業開始に合わせ行われた出発式には、渡辺竜五佐渡市長のほか、日産自動車株式会社ビジネスパートナーシップ開発本部の鳥羽隆一部長などが出席しました。
脱炭素先行地域に選定された佐渡市は、カーボンニュートラルの推進に向け、島民の電気自動車に対する理解促進などを目的に日産自動車株式会社と協力して電気自動車のカーシェアリングの実証事業を開始しました。
今回佐渡市役所両津支所に設置されたのは日産リーフ2台で、1回の充電で200キロほどの走行が可能です。
公用車として使用しながら、専用サイトの「NISSAN e-シェアモビ」に会員登録をすると、島民や来島者も15分につき200円で24時間利用することができます。
式の中で渡辺竜五市長は、交通インフラの強化や観光でのレンタカー不足解消をねらうとともに、災害時の電力供給にも活用し、佐渡市の防災対策の強化につなげたいと挨拶しました。
このあと、渡辺竜五市長は実際に電気自動車に試乗し、乗り心地などを確認していました。
渡辺竜五 市長
「島内で走る分には音も静かで力もあり、最高ではないかと思う。観光客も一般市民も利用できるし、電気自動車に乗ってみたい人が気軽に体験できるのも良い。非常に大きな効果が期待できる」
日産自動車株式会社 ビジネスパートナーシップ開発本部 鳥羽隆一部長
「電気自動車は乗る前に不安な部分があるが、乗ってみると思っているような不安はないことを実感できると思う。心地良さとともに、乗っていること自体が環境に良いということも体験していただければ」
実証実験は7月12日から2024年2月29日まで行われます。佐渡市は利用価値を見ながら実証結果次第で、電気自動車の台数を増やすことも検討しているということです。
佐渡テレビジョン
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