2023年07月01日 10:04更新
大雨や地震などで水道施設に被害が出たとき、すみやかに復旧を進めるため、妙高市は「妙高市管工事業協同組合」と市の水道事業を請け負う「妙高グリーンエナジー」と、29日(木)に災害協定を結びました。
妙高市と協定を結んだのは、市内の水道会社など23社でつくる「妙高市管工事業協同組合」と「妙高グリーンエナジー」です。このうち妙高市管工事業協同組合は、平成18年に市と協定を結んでいましたが、去年4月に妙高グリーンエナジーが市の上下水道事業の大部分を受託したことで、今回3者で協定を結び直しました。
協定では、大雨や地震などで水道施設が被災したとき、市は復旧工事や非常飲料水を確保するよう2者に応援を要請します。また、日頃の施設点検や設備強化に取り組み災害に備えるということです。
城戸市長
「水道関係は、断水が最もおそれること。全国的にも珍しい水道業務の包括委託もあり、市民に安心してもらえることを一番に考えていければ」
妙高グリーンエナジーと管工事業協同組合は、すでに去年から災害対応で連携しています。今年1月、大寒波で水道管が凍結し断水した際は、市の上下水道局の指示を受け、300件ほどの漏水調査と20件の応急処置にあたったということです。
妙高市管工事業協同組合 金子英博 理事長
「(協定で)改めて気が引き締まった。三位一体となって頑張っていきたい」
妙高グリーンエナジー 赤澤修一 代表取締役社長
「役割分担を決め、適材適所で対応する。人をかけた力技対応だけでなく、会社のAIやIT技術などを使った増水予想など、今までより対応しやすい工夫をしていきたい」
避難所や物資の提供、人材派遣など、妙高市が災害時の応援協定を結んだのは29日現在で54件になります。
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