2023年06月29日 10:55更新
消防救助の技を競う県大会を前に、上越地域消防局から出場する隊員が28日(水)に日頃の訓練成果を披露しました。
県大会に出場するのは、上越地域消防局の選考会で選ばれた隊員19人です。6つの種目に出場して技の速さや正確さを競います。
そのうち、上越地域消防局が特に力を入れてきたのは「引揚救助」と「障害突破」です。「引揚救助」では、地下に閉じ込められた要救助者を隊員4人がロープを使って引き上げます。この種目では去年、県大会のさらに上の東北大会へ出場しました。
引揚救助に出場 大嶋貴明 消防士長
「(今年は)安全確実を重視したうえで、スピードを求めていく訓練に切り替えた。要救助者の介添えなど、より安全確実に救助できるようになった。安全、確実、迅速の中で全国大会の出場を決めたい」
また「障害突破」は5人1組による「登る」「渡る」などを複合した種目です。去年は全国大会で6位に入賞する好成績を収めました。今年は一部のメンバーが代わりましたが、タイムは県内でもトップクラスだということです。
決意表明を述べた 渡邉誉史 消防士長
「要救助者を助けたい。応援してくれる方々の気持ちに応えたい。最高の結果を持って帰ることを誓う」
上越地域消防局の石川宏幸消防防災課長は「本番では気負うことなく平常心を保ち、仲間を信じて最高の1本を期待している」と激励しました。
特別救助隊 南保貴也 隊長
「県大会まで1週間。仕上がりも順調。1チームでも多く上位大会出場を目指し、市民に安心・安全を与えられるような1本を行いたい」
県大会は来月5日新潟市で行われます。
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