2023年06月08日 15:00更新
佐渡市の新穂歴史民俗資料館では毎月様々な特別展を企画しています。今月は新穂の歴史と民俗を考える会の主催で、資料館が収蔵するトキ関連の品々が展示されています。
展示品からは、トキを通じた中国との交流の歴史を感じ取ることができます。
旧新穂村と中国の陝(せん)西省洋県(せいしょうようけん)は、ともに「トキのふるさと」として交流してきました。その際、中国の訪日団から贈られた書が数多く展示されています。
専門家の書ではありませんが、漢字発祥の地、中国の文化と日中友好への熱い思いを感じ取ることができます。
主催した新穂の歴史と民俗を考える会 末武正義さん
「現在のトキの野生復帰までには、過去に長い間中国との交流があったという歴史をこの展示会で知ってもらえたらありがたい」
中国から贈られたもののほか、中には文化的価値が高いものも…文化勲章を受章した日本画家の橋本明治(めいじ)さんによるトキを描いた作品です。
これは橋本さんと佐渡出身で宮内庁の官僚を務めた高尾亮一さんが交流のあった縁で佐渡へ贈られたものだそうです。
そのほか、島内で書家として活動した佐山大業(たいぎょう)さんの作品や、デザイナーらによるデザイン性あふれるイラストなども展示されています。
企画展「トキ関連収蔵品展」は今月18日(日)まで新穂民俗資料館で開催されています。
佐渡テレビジョン
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