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直江津港でボートの転覆相次ぐ 海の事故を防ぐには?

2023年05月20日 15:37更新

直江津港では5月の大型連休中、釣りボートの転覆や釣り人が海に転落する事故が相次ぎました。

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上越海上保安署によりますと、柏崎市を含む管内で今年発生した釣り人がからむ事故は、18日(木)現在4件です。去年や一昨年の同じ時期には0件だったということで、今年はハイペースとなっています。

海の事故を防ぎ、安全に海のレジャーを楽しむためにはどうしたらよいか? 上越海上保安署に話を聞きました。

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上越海上保安署によりますと、直江津港では今月3日に釣り人が乗ったミニボート(3m未満、約2馬力未満)やプレジャーボート(小型船舶の総称)が転覆したり、航行不能になるなどの事故が3件ありました。

いずれのケースも事故当時、風速が5メートルから6メートルありました。天候の急変、船舶の故障、体調の急変などから事故につながることが多いと言います。

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なかでも、ミニボートはバランスが取りにくく、立ち上がったり、身を乗り出すと危険だということです。3日に起こった事故ではミニボートが近くを通ったプレジャーボートの波を受けて、転覆しています。ミニボートはほかの船舶から見えにくいため、上越海上保安署では目立つ旗を立てることをすすめています。

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一方、今月4日には直江津港の東ふ頭で酒に酔った釣り人が海に転落する事故がありました。東ふ頭は、関係者以外立ち入り禁止の区域です。上越海上保安署ではこうした場所には入らないよう呼び掛けています。

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直江津港には第3東防波堤に管理釣り場があります。管理釣り場を運営するNPOによりますと、今年は例年になく釣り客が多く、ゴミを置いていくなどマナーの悪さが目立つということです。

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NPO法人ハッピーフィッシング直江津 副チーフ 中澤正さん
「今年は釣り場が非常に混んでいます。うれしい悲鳴だが、ゴミをわざと駐車場に置いていく人がいる。堤防でゴミを落としても拾っていかない人もいる。マナーをしっかり守ってもらいたい。また、暑さで気分がすぐれない人も出てくる。水分補給はたくさん用意してほしい。体調が悪い場合は絶対に来ないでほしい」

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第3東防波堤で釣りをするときは、救命胴衣の着用がルールになっています。万が一、海に落ちた時のために、救助用のゴムボートなども用意されています。

上越海上保安署では、海で釣りをする時は天気予報や波の高さなど、事前に情報収集してから出かけてほしいと呼び掛けています。

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上越海上保安署 江口英雄 次長
「『海の情報』とういサイトがあります。事前に気象、海象のチェックをしてください。体調の管理をしっかりして、飲酒はしない。万が一のため、仲間のボートと一緒に行動してください。さらに、防水対策をした携帯電話を持って出ることをお願いします」

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