2023年05月17日 04:00更新

自転車を使う時、ヘルメットの着用が努力義務になったことを受け、16日(火）の朝に妙高警察署などが北新井駅で高校生にヘルメットの着用を呼びかけました。

呼びかけは5月11日から始まった春の全国交通安全運動に合わせて行われました。午前7時すぎ、北新井駅まで自転車に乗ってきた高校生に対して妙高警察署と交通安全協会の5人がチラシなどを配り、ヘルメットの着用を呼びかけました。

北新井駅では16日の朝7時から8時までに、高校生など50人ほどが自転車に乗ってきましたが、ヘルメットをかぶっていたのはわずか1人でした。

ヘルメットかぶっていない高校生
「ふだんはあまりかぶらない。駅まで近いから。蒸れて暑い」
「一応かぶろうと、家族と話した。気をつけたい」

ヘルメットをかぶっていた高校生
「けがしたときなど、ヘルメットがあれば安全。髪の毛が蒸れるより、頭を守るほうが大事」

警察庁によりますと、ヘルメットを着けずに自転車事故で亡くなった人のうち、6割が頭に致命傷を負っています。さらにヘルメットを着けない人の死亡率は着けている人の2.2倍高いということです。妙高警察署によりますと、管内では自転車事故がことし1件ありました。自転車に乗っていた50代女性が転んで重傷を負っています。頭にけがはありませんでしたが、ヘルメットは着けていませんでした。

妙高警察署交通課 山田展史 課長
「今では車のシートベルトやバイクのヘルメットは当然のように着用。いつ起きるか分からない事故に備えて、ヘルメットをかぶり頭を守ってほしい」