2023年04月21日 15:42更新
キャンプなど山へ行く機会が増える行楽シーズンを前に林野火災の発生に備えた消防訓練が、21日(金)上越市の三ノ輪台いこいの広場で行われました。
訓練は、防火水槽などから離れた山や林で火災が起きた想定で行われました。訓練には消防車両9台、上越消防署の隊員など33人が参加しました。出火場所に想定した三ノ輪台いこいの広場の周りには、防火水槽がありません。
そのため、850mほど離れた上越斎場からホース43本をつなぎ、水を確保します。この間は標高差が60mあり、ポンプ車など5台をつなぎました。
また燃え広がるのを防ぐため、隊員が水の入ったタンクを背負って消火にあたりました。
上越消防によりますと、去年、管内で発生した火災は70件で、このうち林野火災は2件でした。林野火災はたき火や野焼きが原因とみられています。今年は21日(金)現在、林野火災は発生していませんが、これから行楽シーズンを迎えることから、消防では注意を呼びかけています。
上越消防署 岡田昌也 副署長
「今年は雪解けが早いため、いまが一番芝火災や林野火災が多い。少しの火であっても風や地形によって思わぬ延焼拡大につながる。原則たき火や野焼きは禁止」と話していました。
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