2023年04月15日 16:32更新
保護されたネコのエサ代や通院費などを確保しようと、ネコグッズを集めたチャリティーイベントが、15日(土)と16日(日)の2日間上越市市民プラザで開かれています。
このイベントは、保護ネコを守り、捨てネコや殺処分をなくそうと呼びかける目的で開かれています。今回で5回目の開催です。
会場には、ネコをモチーフにした雑貨やアクセサリー、焼き菓子などの販売ブースが、市内を中心に80店ほど並びました。
ネコ型の焼き菓子や 肉球パンなども
イベントはチャリティーとして行われ、出店料と企業からの協賛金などが、動物の保護啓発活動に取り組む市民団体「しっぽのなかま上越」に寄付されます。前回のイベントではおよそ15万円の寄付があり、野良ネコを保護する道具の購入や、病院への搬送、預かる間のエサ代などに使われたということです。
しっぽのなかま上越 小嶋良子さん
「ネコ一匹の生涯に軽自動車一台分の費用がかかるともいわれるが、今は動物も家族の一員。できることは全てやってあげたい気持ちがある」
市内からの出店者は「保護ネコのために何かしたくても、何ができるか分からない。チャリティーイベントとして、小さなことから関われるのはありがたい」と話していました。
団体では、野良ネコをいわゆる「地域ネコ」として見守ってもらおうと、現在、ネコを捕まえて不妊と去勢手術を施す取組みを進めています。
来場した人は「かわいそうなネコたちがいて、地域にすみつくネコを嫌う人もいる。野良ネコの問題を地域の人と考えて解決することが必要。殺処分は絶対になくなってほしい」「ネコのためになるならと、毎回イベントに来ている」などと話していました。
しっぽのなかま上越 小嶋良子さん
「野良ネコに苦情を言う人、エサをあげてしまう人も、悪気はない。理解して見守ってもらえる体制をつくっていきたい。これからネコを飼う人は、飼う前にかかる費用や寿命についてなどしっかりと勉強して、生涯面倒をみる覚悟を持ってほしい」
しっぽのなかま上越では現在34匹のネコを保護していて、毎月ネコの譲渡会を開いています。譲渡会に関して、詳しくは「しっぽのなかま上越」のホームページをご覧ください。
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