2023年03月29日 16:55更新
新潟県は、上越市柿崎区の竹鼻地区と下中山地区に産業廃棄物最終処分場を整備することを明らかにしました。今後は、基本設計や地質調査などを行い、令和13年度から2地区のうち1地区で供用が始まる予定です。
産業廃棄物最終処分場が整備されるのは、上越市柿崎区竹鼻地区と下中山地区の2地区です。県によりますと、埋め立て面積は竹鼻地区がおよそ6.7ヘクタール、下中山地区がおよそ7.2ヘクタールで、使用できる容量はいずれの地区もおよそ140万立方メートルです。県によりますと、供用はいずれかの1地区で令和13年度から始め、その後もうひとつの地区が続く計画です。
取り扱う廃棄物は、金属くずや建設廃材などの「産業廃棄物」のほか「一般廃棄物」や「災害廃棄物」などです。感染性廃棄物や放射性物質などは扱いません。処分場は1施設あたり、およそ14年間から19年間で埋め立てられる見込みです。
県は上越地区での処分場の整備を検討する中で市内5か所を候補地として選んだあと、去年3月に柿崎区の2地区に絞り込みました。今年度は、それぞれの地区で4回の説明会を開いて住民と意見交換を重ねてきました。
29日(水)は上越市議会で県の担当課長などが今後の取り組みなどを説明しました。
委員
「整備場所が中越沖地震に近いところ、そういった災害などに対して安全安心な施設にしてもらわなければいけない」
新潟県環境局資源循環推進課 南直樹 課長
「来年度以降、そういった点も含め環境アセスメントや地質ボーリング調査をし、懸念についての確認をしたうえで、安全安心な施設整備と運営実現に向け取り組みを進める」
県は、今後も町内会などの理解を得ながら、来年度から基本設計や地質調査などを進め、令和9年度から整備工事に取り掛かることにしています。
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