2023年02月14日 13:54更新

佐渡金銀山の世界遺産登録を前に相川の街を盛り上げていこうと、地元飲食店と観光施設が連携した新しいサービスが始まっています。

そのサービスとは、史跡佐渡金山など観光施設の入場券を相川の飲食店を利用する際に見せると割引などが受けられるというものです。京町亭の店長 川嶋大地さんが発起人となり、相川料飲店組合の主催で2月1日からテストマーケティングが実施されています。

京町亭店長 川嶋大地さん
「世界遺産にこれからなるというところで、なにかできることがないかと考え企画しました。個人の観光客がなかなか相川まで流れてきていない現状があり、他県では共通割引券などがあるので参考にしました。こうして観光施設と連携して相川の街た飲食店を周ってもらえたらと思っています。観光施設だけではなく、いろいろなところを周って相川の魅力を発見してほしいですし、美味しいものもあるので想い出づくりになれば嬉しいです」と話しています。

対象となる観光施設は佐渡版画村美術館、史跡佐渡金山、きらりうむ佐渡、佐渡奉行所の4施設。

サービスを受けられる飲食店は相川料飲店組合に加盟する8店舗で対象の観光施設の利用当日に限り有効です。

川嶋さんは対象となる飲食店にアンケートを配ったり、周辺の宿泊施設にポスターの掲示をお願いするなど、サービスの周知に動いています。

こうした取り組みについて、連携施設である史跡佐渡金山の名畑翔さんは「旅行はパッケージなので金山だけが頑張っても上がらないと思っています。ホテル、交通など各分野が連携しお客様をお迎えすることで満足度をあげていきたい。世界遺産登録が注目されている中、こうした取り組みで機運が醸成し、相川の地域が盛り上がることを期待しています」と話しています。

現在は閑散期ということもあり、本格的な観光シーズンとなる7月31日までテストマーケティングを行い動向などを探るとともに、アンケートなどで得た意見を取り入れて本格実施に向け動いていく予定です。

佐渡テレビジョン