2023年01月21日 00:00更新
水深200メートル以下「日本海の深海」をテーマにした企画展が、上越市立水族博物館うみがたりで始まりました。この季節、酒の肴にゲンゲを召し上がる方は必見です。
この企画展は太陽の光が届かない水深200メートルより深い日本海について知ってもらおうと開かれました。会場には、ベニズワイガニや甘エビなど、15種類の深海生物が展示されています。その多くが名立沖で獲れたものです。
これは、菓子に似ている姿からコンペイトウと名付けられた魚です。体の表面に小さな円錐状の突起があるのが特徴です。
そして、上越では干物などでおなじみのゲンゲです。もともとは「下魚」と呼ばれていましたが、それが訛って、ゲンゲになりました。
うみがたり 五百島拓海さん
「ゲンゲはゼラチン質の体でプニプニした感触を持っている。生きた状態で展示するのは珍しいので、ぜひ見に来て」
ゲンゲなど展示の生き物には、いわゆる浮袋が無いためいずれも、水圧はかけられていません。
企画展では、生き物だけでなく、太平洋と日本海の深海のちがいなどをパネルで紹介しています。
(右)本来の大きさ(左)圧力をかけたもの
うみがたり 五百島拓海さん
「日曜日にレクチャー(講座)を開催。深海の水温は3℃以下と言われている。その3℃の水を触ってもらったり水圧で物が縮小していく様子を見て」
レクチャーは今月22日から3月12日までの毎週日曜日、午後3時から行われます。
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