2023年01月06日 16:00更新

上越地域消防事務組合の管理者を務める中川市長が6日（金）、職員を前に年頭の訓示を行いました。訓示では去年発生した火災件数が過去10年で最も多い70件だったとして、職員に調査力の向上や防火啓発などに取り組むよう呼びかけられました。

年頭の訓示には消防局長や署長など61人が出席しました。訓示の中で中川市長は、去年管内で発生した火災が過去10年で最も多い70件だったことをあげたうえ、火災の起きる場所や状況が多様化しているので調査力を向上させ、防火啓発に取り組むよう呼びかけました。

中川市長
「休耕田や畑などで火入れやたき火の拡大による火災が多発。電気関係、暖房器具、放火など出火原因は多岐にわたる。火災の発生防止を図ってほしい」

消防によりますと、去年最も多かった出火原因はたき火や野焼きなどで13件、続いてコンセントや配線などの電気関係で10件でした。

 上越地域消防局 池田聡 消防局長
「何気ないところから火災が発生している。『自分の家は大丈夫』『今までやっていたから大丈夫』と思わず、今一度火の回りの点検や日常生活を見直してもらいたい」