2022年12月01日 15:30更新
地域のお年寄りや障害のある人、子どもたちの見守りなどを行う民生委員と児童委員の退任者に1日(木)、上越市から感謝状が贈られました。
民生委員と児童委員は、地域からの推薦で選ばれます。住民の困りごとの相談に乗るほか、地域と行政のつなぎ役として活動しています。 今年は3年ごとにある全国一斉の改選にあたり、上越市では205人が退任します。
1日は、中川市長から代表者に感謝状が手渡されました。
7期21年委員を務めた人は「生まれ育った町内に恩返しの気持ちで引き受けた。(20年前は)民生委員の仕事が地域に知られていなかった。堅く思われ嫌がられたこともあったが、メモでやり取りしていたら心を開いてくれたことが一番うれしかった」と話していました。
また、2期6年務めた人は「一人暮らしの人が訪ねてくるのを待ち、話し相手になるのを楽しみにしていた。(退任は)ホッとしたのと同時に、寂しさもある」と話していました。
このあと、これから3年間委員を務める23地区416人に委嘱状が渡されました。
現在、高齢化やコロナ禍による経済困窮などを背景に、住民の困りごとが多様化しています。一方で、委員の担い手不足が大きな課題となっていて、上越市の定員437人のうち、1日現在21人が不足しています。
委員
「委員の仕事は時間がかかるため、ゆとりがなく引き受けられない人もいる。仕事は行政でできることもある、負担を減らすためもう少し整理してほしい」
「代わったからもう終わりではなく、今後も補助として助け、近所として関わっていきたい」
市では民生委員の負担を軽くしようと、業務内容を見直したり、町内会での委員の人材発掘をサポートしています。
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