2022年11月26日 17:00更新
上越市で劇団を主宰する保坂正人さんが、東京のシナリオ学校が主宰する「舞台脚本コンクール」でグランプリを受賞しました。
グランプリを受賞したのは、上越市の劇団「ステージD」を主宰する保坂正人さんです。
保坂さんは、自身の書いた脚本「カラシナ」をシナリオ・センター主催の「舞台脚本コンクール」に応募したところ、64作品の中からグランプリに選ばれました。
保坂正人さん
「(受賞に)びっくりした。自分でも面白いだろうと思って書いてきた作品。評価されうれしい」
受賞作「カラシナ」は、近未来の日本を舞台に、正しく生きる人間とそうでない人間を描いたもので、すでに公演を終えています。
保坂さん
「(作品は)憲法の「基本的人権の尊重」がなくなった世界の話。当時 生まれたばかりの赤ん坊が遺棄されたというニュースがあった。(赤ん坊に)危害を加える人が生きていていいのかと思ったのが創作のきっかけ。怒り。(赤ん坊を捨てる人が)助けてほしいと素直に言える世の中が良いと思う」
保坂さんは上越市出身の42歳。普段は社会福祉士、介護支援専門員として、高齢者福祉に携わっています。
保坂さん
「自分の表現で見る方の気持ちが動いたり変わったり、また明日から頑張って生きていこうなど、前向きになれる力が演劇にはあると信じているので演劇の力を広めていければ」
受賞作は今後、東京の劇団「青年座」が舞台化・映像化し、ネット配信もする予定です。
なお、保坂さんが主宰する劇団ステージDは12月3日と4日、ワークパル上越でオリジナル脚本の「バンク・オブ・バンディッツ」を公演することになっています。
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