2022年11月21日 17:46更新
全国で園児や児童がバスに置き去りにされる事故が相次ぐなか、上越市は、通園・通学バスに安全装置を設置します。また物価の高騰を受けて、学校給食の食材などの値上がり分を負担します。どちらもその事業費を、今年度の補正予算案に盛り込みました。
これは、21日(月)に開かれた上越市の定例記者会見で明らかになりました。
市内の通園バスは、公立私立あわせた保育園や認定こども園、37園で運行されています。全国で園児や児童がバスに置き去りにされ死亡するなどした事故が相次ぐなか、市は、事故を防ぐための安全装置をバスに設置します。
この装置は、運転手がバスのエンジンを切るとアラームが鳴り、後部座席にあるボタンを押さないと音が止まないというものです。運転手や保育士は必ずバスの後ろまで行くことになり、子どもの取り残しを防ぐことにつながります。
同じ装置は、小学校20校で運行されている通学バスにも設置します。市はこの事業費として、総額914万円を補正予算に盛り込みます。
また物価高騰のなか、保育園や認定こども園、幼稚園、そして、小中学校それぞれの給食について、食材費の値上がり分を支援するため、あわせて約1億7900万円を市が負担します。これにより給食費は値上げしません。
市はこれらの補正予算案を、30日から始まる市議会の12月定例会に提案します。
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