2022年11月08日 13:28更新
来年5月に新潟市で、G7財務大臣・中央銀行総裁会議が開かれるのを前に、直江津港でのテロ事件を想定した合同訓練が7日(月)に行われました。
訓練は直江津港に入港する貨物船に、テロリストが乗船している可能性がある想定で行われました。県警をはじめ、上越海上保安署、新潟税関支署、県直江津港湾事務所など8つの機関が参加しました。
はじめに貨物船に見立てた船に海上保安署の署員が乗り込み、船内に潜んでいたテロリストを見つけますが、人質の乗船員が刃物で切りつけられます。
署員はテロリストが逃げ出したところを取り押さえました。
ケガをした人質は上越消防署員が担架で運び出し、救急車で搬送しました。
このあと税関の職員が、乗船員の手荷物を調べたところ、テロリストが隠したと思われる爆発物のような不審物を見つけ、県警の機動隊が回収にあたりました。
訓練はG7の新潟会議を前に、各機関がすみやかに連携できるか実践的な動きを確認して終わりました。
上越警察署 小林義明課長
「(G7会議前に)必ず実施したいと関係機関と調整して実施した。(テロは)起こりうることとして有事を想定し、今後も訓練を重ねたい」
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