2017年08月28日 17:03更新
上越市が取得をめざしている上杉謙信の愛刀で国宝の太刀「山鳥毛」の契約交渉が、所有者との間で難航していることが28日の定例会見で明らかになった。
国宝 山鳥毛 写真提供:上越市
村山市長は「現段階で、所有者と最終的な契約金額の折り合いがつかず、仮契約の締結に至っていない」とし、「教育委員会に対し、これまでの交渉計画の点検確認をするとともに、引き続き誠意をもって交渉にあたるよう改めて指示をした」と述べた。
山鳥毛は所有者から2015年に「上越市に刀を謙信の故郷へ戻したい」と話があったのをきっかけに、取得にのりだした。専門家や国の鑑定による評価額は3億2,000万円で、太刀は来年の7月にリニューアルオープンする総合博物館に展示する予定。
上越市などは太刀取得に向けて募金・寄付を募っており、8月25日現在、約7,284万円が集まっているということ。
合わせて9月議会に上程される今年度の補正予算案も明らかになった。一般会計予算で8億5,437万円の増額。主なうちわけは、仮称上越市体操アリーナの建設候補地、大潟区九戸浜地内の土地取得費や、敷地造成の経費、また旧直江津銀行の活用に向けた建物の耐震改修とレンガ壁の倒壊防止工事の経費などが計上されている。
8月6日未明の火災 上越市役所第2庁舎
この他、今月6日に市役所第2庁舎が放火とみられる火災にあったことを受け、木田庁舎や教育プラザ、各区の総合事務所、南北出張所に4機から6機の防犯カメラを新設・増設する経費などが盛り込まれている。
※2017年8月27日 ニュースLiNK 初回放送18:30~
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