2022年10月26日 18:01更新

若手社員に安全意識を高めてもらおうと26日（水）、上越自動車学校でドライビングスクールが開かれました。

ドライビングスクールには、上越市の9つの事業所から10代と20代の若手社員24人が参加しました。スクールのねらいは、職場では指導が難しい運転技術の基本を学ぶことで自動車事故を防ぐためです。

スクールでははじめに上越警察署管内で発生した人身事故の話を聞いた後、実際に教習所のコースで実技講習を受けました。受講者はS字道路をバックで走行したりスラロームをポールを避けながら運転しました。

これは、たこつぼ脱出という課題です。7メートル四方の敷地に前進して入り、ポールに当たることなく切り返して車を出します。受講者は適切な切り返しや車両感覚などの指導を受けながら課題をクリアしていました。

参加者
「普段やらないことだったので難しかった」
「バックで走るときのコツを教えてもらった。もしそういう状況になったら活用したい」
「車の運転に慣れてくると安全の意識が薄れがちになる。そういう意識が高まったので、それは生かしていきたい」

上越警察署によりますと、今年発生した人身事故は24日（月）現在146件で4人が亡くなっています。去年の同じ時期と比べると事故数で1件、死者は1人増えています。

上越地区安全運転管理者協会の福島輝男 事務局長は「事故のないよう毎日安全運転でつとめてほしい」と話しています。